抹茶の定義の報道について

抹茶の定義改定報道を受けて、お問合せをいただいています。
改定は決定ではなく検討中です。また定義自体、日本茶業中央会の自主基準であります。
そのため現行の抹茶に影響を及ぼすものではございません。

また弊社が供給させていただいてる「抹茶」は、【碾茶(てんちゃ)を粉末にしたもの】です。
緑茶を粉末にしたものは、粉末茶としてご提供しております。

報道と日本茶業中央会の発表は以下に記載しておきます。
どうぞよろしくお願いいたします。


■平成29年5月29日報道内容

日本茶の業界団体である「日本茶業中央会」は6月、抹茶の定義を26年ぶりに改定し、素材や製法を明確にする。
海外では日本食ブームとともに、抹茶の人気も高まっており、厳格な基準を作り、国産抹茶のブランド力を高める狙いがある。
同会の定義は業界基準で強制力はないが、抹茶の定義を今後検討する国際標準化機構(ISO)に反映してもらうよう働きかける。
同会によると、抹茶は、わらなどで覆って日光が当たらないようにして育てた茶葉(てん茶)を粉にして作る。光を遮ることで、香りやうまみが増すという。
現在の定義は、「てん茶を茶臼でひいて微粉末状にしたもの」としか定めていない。新たな定義では「摘み取る前に2~3週間、光が当たらないように覆いをする」と栽培方法に加え、茶葉を高温の蒸気で熱する製法なども具体的に明記する。
定義通りに作っていない場合は「粉末茶」に分類し、抹茶と区別する。


日本茶業中央会から平成29年5月30日付で以下の発表がございました。

■緑茶の表示基準の改定について(2017年5月30日)

日本茶業中央会では、「表示適正化推進委員会」を設置し、自主基準である、「緑茶の表示基準」を定めております。
現在、「食品表示基準」(平成27年内閣府令第10号)の制定に伴い緑茶の表示基準の見直しを進めておりますが、これらに合わせ特に茶に係る部分で「茶種」(茶の名称及び定義)について検討中です。
最近、一部の新聞等によりこの基準が6月に改定するかの報道がなされ関係者にご迷惑をかけておりますが、そのような事実はありません。
現在、委員会で、今後の茶流通を円滑に進めるための仕組みを検討中であり、検討結果についてはできるだけ早めに広報するようにいたします。

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